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【第5話】人材育成を仕組化する【現場で使える知識の習得】

第4話では第1回目の研修が無事に終わり、会社の掲げるミッション、会社が培ってきた大切な企業カルチャーを本社員たちに再確認してもらいました。

また、研修を受けた本社員も、オブザーバーで参加していたMgrたち、センター長も好感触だったようで、このカルチャー研修はすぐにでも本社員以外のリーダーたち、新人さんたち、一般スタッフにも広げていこうと決まった。

そんな好スタートを切った人材育成プロジェクト。

第2回目の研修内容は『無駄の排除』です。

【第4話】人材育成を仕組化する【ミッションとカルチャー】

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現場に潜む無駄

第2回目の研修のキーワードは『無駄』です。

私が1番信頼している同僚Mgrに講師をお願いして、研修の1ヵ月前から資料準備、研修の練習をしてもらっていました。講師のMgrは私と違って物流経験も長く、知識も豊富なのでこの内容にはピッタリの講師でした。

私のブログでは時々出てくる言葉ですが、私が身を置いている物流は『コスト削減部門』です。小売業の中の物流事業部なので、会社全体で考えれば売上というものが存在するのですが、事業所単位では当然売上はなく、売上を上げるための手段もほとんどゼロに等しいので、コスト改善をする他ないのです。

そんなコスト削減部門の本社員たちには、今回の研修内容はまさに『コア』になる部分。

『お客様のために何ができるか』にヒットする大事な研修です。

人が行う作業には無駄がたくさん潜んでいます。分かりやすい例を挙げるとするならば、歩く距離が長いことや、作業と作業の合間に時間ができてしまうなどです。このような目で見て明らかに無駄だと思えることはもちろんですが、もっと細かい無駄が現場には潜んでいます。

今回の研修ではトヨタ生産方式に則って『7つの無駄』と『5S』を本社員たちに教えました。

トヨタ生産方式の7つの無駄と5S

日本のトップ企業のトヨタが首位を走り続けられる理由の1つに、トヨタ生産方式による徹底的な作業の管理が挙げられます。

7つの無駄

  • 作りすぎの無駄
  • 手待ちの無駄
  • 運搬の無駄
  • 加工そのものの無駄
  • 在庫の無駄
  • 動作の無駄
  • 不良の無駄

本日の記事でこれらを詳細に解説はしませんが、研修ではこれらの7つの無駄について、物流センターに置き換えて考えていきました。(トヨタは自動車の製造販売企業なので、各企業に置き換えて例を出しながら考える必要有)

さすがは物流経験の長い知識豊富なMgr。様々な例を出しながら、巧みに研修を進めていきました。

また、これらの無駄を見つけるためには、職場(現場)が常に整理・整頓・清掃・清潔・躾が徹底されていなければいけません。在庫が溢れていたり、不要な物が散乱していたり、汚い作業現場では、こういった無駄に気づく機会を逃してしまうということです。

5Sについては私も記事にしているのでこちらを参考にしていただければ幸いです。

整理・整頓・清掃・清潔・躾【5つのSで環境を整える】

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(※注意)
今回の研修の内容は、読者のみなさんにはあまり参考にならない可能性の高い内容ではないので割愛します。また、トヨタ生産方式について気になる方はたくさんの本が出ていますので、ぜひチェックしてみてください。(ちなみに7つの無駄はほんの一部分です)

研修の振り返り

人材育成プロジェクトでは月に4回の研修(Aグループ3名に2回、Bグループ3名に2回)を行っている他、研修のフィードバック、振り返り、今後の方向性を議論するプロジェクトミーティングも毎週15分私が主導で行っています。(こういったプロジェクトミーティングを主催して定期的に実施することも仕組化の1つと言えます)

今回の『無駄の排除』の研修の振り返りとしては、現場で使える知識が確実に身につく良い面がある半面、反省点として『受け身になりがち』な部分が挙げられました。

どうしても説明がメインになってしまうため、参加者が口を開く回数が極端に少なく、考える時間もほとんど設けられませんでした。

講師を担当してくださったMgrの当初の計画では、全員で研修室を飛び出して実際の作業風景を見に行き、みんなで実際に無駄を探す時間を設ける計画を立てていたようですが、2時間の枠ではどうしても納めきれないと断念したようです。こういった課題が挙げられたのであれば、各テーマの所要時間の見直しをして時間を捻出するのか、それとも一部のテーマをカットするのか(今回で言えば5Sはカットして別の単元として研修を構築するなど)、対応が必要になります。

どちらにしてもこのようなゼロから作り上げる全く初めての取り組みは、こういったミーティングの場を必ず毎週設けて、研修を振り返り、議論して、内容の変更などをしてブラシュアップ、形を整えていくことが大切な部分になります。やって満足するだけにならにようにしましょう。

各研修に課題は残るものの、研修に参加した本社員たちの感触は良く、私たちは確実に前を向いています。

次回は『コミュニケーションスキル』というテーマで研修を計画しています。

ではまた、第6話で会いましょう。

【第6話】人材育成を仕組化する【伝えて動かす力】

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  • この記事を書いた人

ガッキー

リーダーシップ / マネジメント / チームづくり / 人材育成について、実体験を交えながらTwitterとブログ、時々YouTubeで発信。 店舗Mgr ⇒ トレーナー(本部) ⇒ 物流センター輸送Mgr(オペレーション兼任)

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